読書感想文を書いていて、「ちゃんと書けてるかな?」と心配になることはありませんか?
ここでは、よくある間違い(NG例)と、それをどう直したらいいか(改善ポイント)をわかりやすく紹介します。
とくに小学生の人がやってしまいやすいポイントを集めたので、このページを読めばもっといい感想文が書けるようになりますよ!
NG例&改善ポイント 7選
① あらすじだけで終わっている
NG例:
この本は、○○が△△して、最後に□□になります。
改善ポイント:
「何があったか」ではなく、「読んでどう思ったか」「何を考えたか」を書くようにしましょう。
解説:
あらすじは短くでOK。本の説明ばかりだと、感想文になりません。「心に残ったところ」や「自分との共通点」などを入れて、自分の考えを伝えましょう。
② 「すごいと思いました」だけで終わっている
NG例:
主人公ががんばっていて、すごいと思いました。
改善ポイント:
「どこが」「なぜ」すごいと思ったのかを具体的に書きましょう。
解説:
「すごい」「よかった」などの一言だけでは伝わりません。たとえば、「毎日あきらめずに練習していたのがすごい」といった具体的な理由を入れると◎です。
③ 全部おもしろかった、で終わる
NG例:
全部おもしろかったです。とてもいい本でした。
改善ポイント:
「特におもしろかったところ」「心に残ったシーン」などにしぼって書きましょう。
解説:
「全部」だと、何も伝わりません。「このセリフが印象に残った」「この登場人物が気になった」など、具体的にするのがコツです。
④ 感想がなく、説明だけになっている
NG例:
主人公は5年生で、弟がいて、おばあちゃんと3人で住んでいます。
改善ポイント:
「この家族のように、自分も◯◯だったらどう思うか」など、自分の視点を加えましょう。
解説:
感想文なので、「説明」だけではなく、自分の気持ちや考えを書くことが大切です。あらすじと混同しないようにしましょう。
⑤ 感想が一言で終わっている
NG例:
たのしかった。
改善ポイント:
何が楽しかったのか、そのときどんなことを思ったのかをもう1〜2文つけ加えましょう。
解説:
「たのしかった」だけでは、読む人には何が伝わったか分かりません。「〇〇のところがじぶんとにていて〜」など、感情+理由がポイントです。
⑥ 人に見せたくないような正直すぎる感想だけ
NG例:
この本はつまらなかったです。読みたくなかったけど読まされました。
改善ポイント:
正直な感想はOKですが、「どこがつまらなかったのか」「どうしたらよくなると思ったか」まで書いてみましょう。
解説:
つまらなかったという気持ちも大事な感想。でも、ただの文句で終わらないように、「自分の好みとの違い」なども書けると立派な感想文になります。
⑦ だれの話か分からない・文がつながっていない
NG例:
〇〇が言ってて、それで走った。でもぼくはねこが好き。
改善ポイント:
「誰が何をして」「それにどう思ったか」をつなげて書くようにしましょう。
解説:
文がバラバラだと伝わりません。「〜と思いました。なぜなら〜」という形で、文と文のつながりを意識してみましょう。
まとめ:自分の気持ち+理由で書こう
感想文は「感情を伝えること」がいちばん大切です。
うまく書けなくても大丈夫。まずは「どう感じたか」と「なぜそう思ったか」を、自分の言葉で書くことから始めましょう。
たとえ短くても、心がこもった文章は読む人にちゃんと伝わりますよ。