『なにかいいことあった?』読書感想文の書き方|テーマ・考察ポイント・構成例を紹介

読書感想文

2026年度(第72回)青少年読書感想文全国コンクール・小学校低学年の部の課題図書に選ばれた『なにかいいことあった?』。

おじいちゃんから「なにかいいことあった?」と聞かれたダニエルが、公園を歩きながら「いいこと」を探していく絵本です。

「いいこと」と聞くと、プレゼントをもらったり、どこかへ遊びに行ったりするような特別な出来事を思い浮かべるかもしれません。

しかし、ダニエルが見つけていくのは、私たちの毎日の中にもある小さな変化や喜びです。

この記事では、『なにかいいことあった?』のあらすじやテーマ、読書感想文で使いやすい5つの切り口、構成例、タイトル例までわかりやすく紹介します。


  1. 『なにかいいことあった?』の基本情報
  2. 『なにかいいことあった?』はこんな人におすすめ
  3. 『なにかいいことあった?』のあらすじ
  4. 『なにかいいことあった?』のテーマ
    1. 身近なところにある「いいこと」
    2. 少しずつ成長していること
    3. 「いいこと」は人によって違う
  5. 『なにかいいことあった?』読書感想文の切り口5選
    1. ①「最近あったいいこと」から書く
    2. ②「できるようになったこと」から書く
    3. ③「当たり前だと思っていたこと」から書く
    4. ④ 家族や友達に「いいことあった?」と聞いてみる
    5. ⑤「いいこと探し」を自分でもやってみる
  6. 『なにかいいことあった?』読書感想文の構成例
    1. ① この本を選んだ理由
    2. ② 心に残ったところ
    3. ③ 自分の「いいこと」について書く
    4. ④ 本を読んで変わったことを書く
  7. 『なにかいいことあった?』読書感想文のタイトル例
  8. 『なにかいいことあった?』の読書感想文を書くときの注意点
    1. 「楽しかった」で終わらせない
    2. 「いいこと」をたくさん並べるだけにしない
    3. 自分の言葉で書く
  9. 『なにかいいことあった?』の読書感想文でよくある質問
    1. 一番書きやすいテーマは?
    2. 特別な「いいこと」がなくても書ける?
    3. 自分の経験をどのくらい書けばいい?
    4. 小学校1年生でも書きやすい?
  10. まとめ|『なにかいいことあった?』は毎日の小さな幸せについて考えられる絵本

『なにかいいことあった?』の基本情報

📚 2026年度 青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校低学年の部)

作品名: なにかいいことあった?
作: ミーシャ・アーチャー
訳: 石津ちひろ
出版社: BL出版
ISBN: 978-4-7764-1147-5


『なにかいいことあった?』はこんな人におすすめ

『なにかいいことあった?』は、特にこんな人におすすめです。

  • 自分の身近な出来事から読書感想文を書きたい人
  • 家族や友達との出来事について書きたい人
  • 植物や生き物が好きな人
  • 「うれしい」「楽しい」という気持ちについて考えてみたい人
  • 初めて読書感想文を書く人

32ページの絵本で、物語のテーマも身近です。

「自分にとってのいいことは何だろう?」と考えることで、自分自身の経験へつなげやすい作品です。

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『なにかいいことあった?』のあらすじ

ある日、おじいちゃんから「なにかいいことあった?」と聞かれたダニエル。

ダニエルは答えを探すため、公園へ出かけます。

そこでダニエルは、いろいろな生き物や自然に目を向けながら、それぞれの「いいこと」を見つけていきます。

それは、今までできなかったことができるようになることだったり、大きく成長することだったり、新しい命が生まれることだったりします。

公園を歩いていくうちに、ダニエルは「いいこと」が特別な出来事だけではないことに気づいていきます。

自分自身にも、前はできなかったことができるようになったり、体が少しずつ大きくなったりと、さまざまな変化が起きています。

普段なら気づかずに通り過ぎてしまうような出来事も、よく見てみると「いいこと」なのかもしれません。

ダニエルの「いいこと探し」を通して、毎日の生活の中にある小さな喜びや変化に目を向けられる物語です。


『なにかいいことあった?』のテーマ

『なにかいいことあった?』には、低学年の読書感想文につなげやすいテーマがたくさんあります。

特に考えやすいのは、「身近な幸せ」「成長すること」「人によって違ういいこと」の3つです。

身近なところにある「いいこと」

「いいこと」と聞くと、大きな出来事を考えてしまうかもしれません。

欲しかったものを買ってもらった。

旅行へ行った。

運動会で一番になった。

もちろん、それも「いいこと」です。

でも、この本ではもっと身近なところにも目を向けています。

できなかったことができるようになったり、自然の中で新しい命が生まれたりすることも「いいこと」です。

いつもの一日の中にも、探してみればうれしいことがある。

そんなことに気づかせてくれる作品です。

少しずつ成長していること

ダニエル自身も、毎日の中で少しずつ成長しています。

昨日と今日ではほとんど同じように見えても、長い時間で考えると、できることが増えたり、体が大きくなったりしています。

自転車に乗れるようになった。

ひらがなを書けるようになった。

一人で学校へ行けるようになった。

苦手だった食べ物を食べられるようになった。

そんな自分自身の変化も、立派な「いいこと」です。

普段は当たり前だと思っている自分の成長について考えられることも、この本の大きなテーマです。

「いいこと」は人によって違う

何を「いいこと」だと思うかは、人によって違います。

自分にとっては何でもないことが、別の誰かにとってはとてもうれしいことかもしれません。

反対に、自分がうれしいと思ったことを、みんなが同じように感じるとは限りません。

だからこそ、「あなたにとってのいいことは何?」と聞いてみると、自分では考えたことのなかった答えが返ってくるかもしれません。

自分だけでなく、家族や友達の「いいこと」について考えてみるのも、この作品の楽しみ方の一つです。


『なにかいいことあった?』読書感想文の切り口5選

ここからは、実際に読書感想文を書くときに使いやすい切り口を5つ紹介します。

全部を書く必要はありません。

「これなら自分のことを書けそう」と思うものを一つ選んで、自分の経験や考えを広げてみましょう。

①「最近あったいいこと」から書く

一番書きやすいのは、本のタイトルと同じように「自分には最近どんないいことがあったかな?」と考える方法です。

たとえば、

  • 友達と遊んで楽しかった
  • 苦手だったことができるようになった
  • 家族にほめてもらった
  • 学校で新しい友達ができた
  • 育てていた植物に花が咲いた

など、どんな小さなことでも構いません。

大切なのは、「何があったか」だけで終わらず、「なぜそれをいいことだと思ったのか」まで考えることです。

本を読む前には気にしていなかった出来事が、ダニエルのように「いいこと」を探したことで特別に見えてきた、という書き方もできます。

②「できるようになったこと」から書く

ダニエルが見つける「いいこと」の一つに、今までできなかったことができるようになるという成長があります。

自分にも同じような経験がないか考えてみましょう。

縄跳びができるようになった。

泳げるようになった。

漢字を書けるようになった。

一人でできることが増えた。

最初は苦手だったことができるようになった経験は、読書感想文ととても相性がいいテーマです。

「できなかったときの気持ち→頑張ったこと→できたときの気持ち」と順番に書けば、自分らしい文章になります。

③「当たり前だと思っていたこと」から書く

毎日あるものは、なかなか「いいこと」だとは感じません。

家族と一緒にご飯を食べること。

学校で友達に会えること。

元気に遊べること。

家の近くに花が咲いていること。

でも、それを「本当に当たり前かな?」と考えてみると、見え方が変わることがあります。

この本を読む前と読んだあとで、自分の身の回りの出来事がどう違って見えるようになったかを書いてみましょう。

④ 家族や友達に「いいことあった?」と聞いてみる

実際に、お父さんやお母さん、きょうだい、友達などに「今日、なにかいいことあった?」と聞いてみるのもおもしろい方法です。

自分では思いつかなかった答えが返ってくるかもしれません。

たとえば、自分にとっては普通の出来事でも、お父さんやお母さんにとっては「あなたが楽しそうに学校から帰ってきたこと」がいいことかもしれません。

人によって「いいこと」が違うと気づいたら、その驚きを読書感想文に書くことができます。

本を読んだあとに実際に行動してみたことを書くので、オリジナリティも出しやすい切り口です。

⑤「いいこと探し」を自分でもやってみる

ダニエルのように、自分も一日「いいこと」を探してみる方法です。

朝起きてから夜寝るまで、

「今日のいいことは何だろう?」

と意識して過ごしてみましょう。

いつもより給食がおいしかった。

友達が笑ってくれた。

帰り道にきれいな花を見つけた。

雨がやんで外で遊べた。

探してみると、今まで気づかなかった「いいこと」が見つかるかもしれません。

そして、

「本を読む前は、いいことは特別な出来事だと思っていた。でも、自分で探してみたら毎日の中にもたくさんあった。」

というように、読む前とあとの自分の変化を書くことができます。


『なにかいいことあった?』読書感想文の構成例

小学校低学年なら、4つの段落に分けて考えると書きやすくなります。

① この本を選んだ理由

まず、「なぜこの本を読んだのか」を書きます。

例:

「わたしは『なにかいいことあった?』という題名を見て、自分にはどんないいことがあったかなと思って、この本を読みました。」

「ぼくは、おじいちゃんに『なにかいいことあった?』と聞かれたダニエルが、何を見つけるのか気になりました。」

② 心に残ったところ

次に、本を読んで一番心に残ったところを書きます。

ダニエルが「いいこと」を探して公園を歩くところや、できなかったことができるようになることも「いいこと」だと気づくところなど、自分が気になった部分を選びます。

そして、「なぜそこが心に残ったのか」を書きましょう。

③ 自分の「いいこと」について書く

ここが読書感想文の中心です。

自分が最近経験した「いいこと」や、できるようになったことについて書きます。

例:

「わたしにも、前はできなかったさか上がりができるようになったことがあります。何回やってもできなかったので、初めてできたときはとてもうれしかったです。」

このように、本の内容と自分自身の経験をつなげます。

④ 本を読んで変わったことを書く

最後に、本を読んで気づいたことや、これからやってみたいことを書きます。

例:

「わたしは今まで、いいことは特別な日にあるものだと思っていました。でも、この本を読んで、いつもの一日の中にもいいことがあると気づきました。これからは、寝る前に今日のいいことを一つ思い出してみたいです。」

「本を読んだことで自分の考えがどう変わったか」を書くと、きれいにまとめられます。


『なにかいいことあった?』読書感想文のタイトル例

読書感想文を書き終えたら、自分が一番書いたことに合うタイトルを考えてみましょう。

  • 「わたしのいいこと」
  • 「今日のいいこと、見つけた!」
  • 「いいことはすぐそばに」
  • 「なにかいいことあった?」
  • 「ぼくのいいことさがし」
  • 「できるようになるってうれしい」
  • 「いつもの一日の中に」
  • 「小さないいこと」
  • 「ダニエルといっしょに見つけたもの」
  • 「明日はどんないいことがあるかな」

本と同じタイトルをそのまま使うよりも、自分が感想文で一番伝えたいことをタイトルにすると、自分らしさが出ます。


『なにかいいことあった?』の読書感想文を書くときの注意点

「楽しかった」で終わらせない

「この本は楽しかったです」「おもしろかったです」だけでは、自分が何を感じたのかが伝わりにくくなります。

「なぜ楽しかったのか」

「どこがおもしろかったのか」

まで考えてみましょう。

「いいこと」をたくさん並べるだけにしない

自分の「いいこと」を10個並べるだけでは、日記のようになってしまいます。

一つか二つの出来事を選んで、

「どうしてうれしかったのか」

「そのときどんな気持ちだったのか」

「本を読んでからどう考えるようになったのか」

まで詳しく書くのがおすすめです。

自分の言葉で書く

低学年の読書感想文では、難しい言葉を使う必要はありません。

「うれしかった」

「びっくりした」

「わたしもやってみたい」

「今まで気づかなかった」

という素直な気持ちから始めて大丈夫です。

そのあとに「どうしてそう思ったの?」と考えていくと、自然に内容が深くなります。


『なにかいいことあった?』の読書感想文でよくある質問

一番書きやすいテーマは?

「自分にあったいいこと」をテーマにするのが書きやすいでしょう。

学校、家族、友達、習い事、遊びなど、普段の生活から材料を探せるためです。

特に「できなかったことができるようになった経験」があれば、本の内容とも結びつけやすくなります。

特別な「いいこと」がなくても書ける?

もちろん書けます。

この本で大切なのは、特別な出来事だけが「いいこと」ではないと気づくことです。

友達と話した、好きな給食が出た、家族と一緒に過ごした、きれいな花を見つけたなど、普段の生活から探してみましょう。

自分の経験をどのくらい書けばいい?

読書感想文なので、本について書くことも必要ですが、自分の経験や考えもしっかり入れましょう。

「本ではこうだった→自分にもこんな経験があった→そこからこう思った」

という流れにすると、本と自分の話を自然につなげられます。

小学校1年生でも書きやすい?

『なにかいいことあった?』は32ページの絵本で、2026年度の小学校低学年の部の課題図書です。

1年生なら難しく考えすぎず、

「一番好きだったところ」

「自分にあったいいこと」

「ダニエルと同じだと思ったところ」

などから一つ選んで書いてみましょう。


まとめ|『なにかいいことあった?』は毎日の小さな幸せについて考えられる絵本

『なにかいいことあった?』は、おじいちゃんからの問いかけをきっかけに、ダニエルが身近な「いいこと」を探していく物語です。

読書感想文では、

  • 最近自分にあった「いいこと」
  • できなかったことができるようになった経験
  • 当たり前だと思っていたこと
  • 家族や友達にとっての「いいこと」
  • 自分で「いいこと探し」をして気づいたこと

などをテーマにすると書きやすいでしょう。

「いいこと」は、大きな出来事だけとは限りません。

この本を読んでから自分の毎日を見直してみると、今まで気づかなかった小さな「いいこと」が見つかるかもしれません。

読書感想文では、ダニエルが見つけたものを説明するだけでなく、「自分は何を見つけたのか」まで書いてみてください。

2026年度のほかの課題図書については、こちらの記事でまとめて紹介しています。

【2026年度】読書感想文の課題図書一覧|小学生・中学生・高校生の全18冊を紹介

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