【2026年度】読書感想文の課題図書一覧|小学生・中学生・高校生の全18冊を紹介

読書感想文

2026年度(第72回)青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が発表されました。

この記事では、2026年度の課題図書全18冊を、小学校低学年・中学年・高学年・中学校・高等学校の部門別にまとめています。

「2026年度の課題図書はどれ?」
「子どもに合いそうな本は?」
「読書感想文を書きやすい本を選びたい」

という方は、ぜひ本選びの参考にしてください。

各作品については、あらすじやテーマだけでなく、

  • 読書感想文で書きやすいポイント
  • 感想文の切り口5選
  • 読書感想文の構成例
  • タイトル例
  • 書くときの注意点

まで詳しく解説した作品紹介記事も用意しています。

気になる作品が見つかったら、各作品の詳しい紹介記事もチェックしてみてください。


  1. 2026年度の課題図書一覧
    1. 小学校低学年の部
    2. 小学校中学年の部
    3. 小学校高学年の部
    4. 中学校の部
    5. 高等学校の部
  2. 小学校低学年の課題図書
    1. 『まこちゃんとコトバロボ』
    2. 『なにかいいことあった?』
    3. 『ララのまほうのことば』
    4. 『たねはいのちのおわりとはじまり』
  3. 小学校中学年の課題図書
    1. 『まだまだここから』
    2. 『それからぼくはひとりで歩く』
    3. 『おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
    4. 『宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』
  4. 小学校高学年の課題図書
    1. 『ポジション!』
    2. 『リヒト!』
    3. 『ミシュカ』
    4. 『キミの一歩 アフリカ:ゾウを食べるにはひと口ずつ』
  5. 中学生の課題図書
    1. 『君の火がゆらめいている』
    2. 『チーム・テスならだいじょうぶ』
    3. 『リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析』
  6. 高校生の課題図書
    1. 『スウィッシュ!』
    2. 『ノアハム・ガーデンズの家』
    3. 『平和のうぶごえ 「原爆の子」として生きた80年』
  7. 2026年度の課題図書はどれを選ぶ?読書感想文を書きやすい本の選び方
    1. 自分が興味を持てる本を選ぶ
    2. 自分の経験と結びつけられる本を選ぶ
    3. 読んだあとに「なぜ?」が残る本を選ぶ
  8. 課題図書で読書感想文を書くときのポイント
  9. 2026年度の課題図書についてよくある質問
    1. 2026年度の課題図書は全部で何冊ですか?
    2. 課題図書は全部読む必要がありますか?
    3. 小学生はどの部門の課題図書を選べばいいですか?
    4. 課題図書以外の本でも読書感想文を書けますか?
    5. 一番読書感想文を書きやすい課題図書はどれですか?
    6. ページ数が少ない本を選んだほうが書きやすいですか?
    7. 課題図書のあらすじだけ読んで感想文を書いてもいいですか?
    8. 読書感想文ではあらすじをどのくらい書けばいいですか?
    9. 読書感想文がどうしても書けないときはどうすればいいですか?
  10. まとめ|2026年度の課題図書から自分に合った一冊を見つけよう

2026年度の課題図書一覧

2026年度の課題図書は、小学校低学年4冊、小学校中学年4冊、小学校高学年4冊、中学校3冊、高等学校3冊の全18冊です。

小学校低学年の部

作品名著者・作者出版社
まとちゃんとコトバロボ村上しいこ佼成出版社
なにかいいことあった?ミーシャ・アーチャーBL出版
ララのまほうのことばグレーシー・ジャン工学図書
たねはいのちのおわりとはじまり鈴木純ブロンズ新社

小学校中学年の部

作品名著者・作者出版社
まだまだこれから宇佐美牧子ポプラ社
それからぼくはひとりで歩くアリシア・モリーナほるぷ出版
おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました谷本雄治汐文社
宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつA.ボンドー=ストーン、C.ホワイトあすなろ書房

小学校高学年の部

作品名著者・作者出版社
ポジション!高田由紀子岩崎書店
リヒト!イノウエミホコ文研出版
ミシュカエドワルト・ファン・デ・フェンデル、アヌッシュ・エルマン静山社
キミの一歩アフリカ:ゾウを食べるにはひと口ずつ味田村太郎あかね書房

中学校の部

作品名著者・作者出版社
君の火がゆらめいている落合由佳講談社
チーム・テスならだいじょうぶカービー・ラーソン&クイン・ワイアット鈴木出版
リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析伊藤元雄くもん出版

高等学校の部

作品名著者・作者出版社
スウィッシュ!藤ノ木優徳間書店
ノアハム・ガーデンズの家ペネロピ・ライヴリーゴブリン書房
平和のうぶごえ:「原爆の子」として生きた80年早志百合子毎日新聞出版

小学校低学年の課題図書

2026年度の小学校低学年の部では、4冊が課題図書に選ばれています。

低学年の読書感想文では、難しいことを書こうとする必要はありません。

「おもしろかったところ」
「びっくりしたところ」
「自分にも似た経験があるところ」
「主人公に言ってあげたいこと」

など、子ども自身が感じたことを見つけやすい本を選ぶのがおすすめです。

『まこちゃんとコトバロボ』

作:村上しいこ
絵:たんじあきこ
出版社:佼成出版社

ドリルも宿題も大嫌いなまこちゃんは、ある日、国語のことなら何でも教えてくれる「コトバロボ」と出会います。宿題をコトバロボに任せて楽をしようとしますが、やがて「自分でできるようになること」のうれしさに気づいていきます。

勉強や努力という身近なテーマから、「学ぶって何だろう?」と考えられる物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 苦手なことでも自分で挑戦することの大切さ
  • 誰かにやってもらうことと、自分でできるようになることの違い
  • 自分が勉強や練習を頑張って「できた!」と感じた経験

『まこちゃんとコトバロボ』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『なにかいいことあった?』

作:ミーシャ・アーチャー
訳:石津ちひろ
出版社:BL出版

おじいちゃんから「なにかいいことあった?」と聞かれたダニエルは、「いいこと」を探しながら公園を歩きます。そこで出会う人や生き物たちから、それぞれの「いいこと」を聞いていきます。

特別な出来事だけではなく、普段の生活の中にも小さな幸せがたくさんあることに気づかせてくれる絵本です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 自分が最近見つけた「いいこと」
  • 人によって「うれしいこと」が違うことについて
  • いつもの生活の中にある小さな幸せを見つけることの大切さ

『なにかいいことあった?』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『ララのまほうのことば』

さく:グレーシー・ジャン
やく:やのあやこ
出版社:工学図書

暑い夏の日、ララは空き地や庭に生えている草や葉っぱに水をあげながら、やさしい言葉をかけていました。しかし、毎日どろんこになって帰ってくるララを見たお母さんは怒り、ララは外へ出られなくなってしまいます。

植物へのララのやさしさを通して、言葉が持つ力や、身近な自然を大切にする気持ちについて考えられる絵本です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • やさしい言葉をかけてもらってうれしかった経験
  • 自分の言葉が誰かを元気にしたり傷つけたりすることについて
  • 植物や生き物を大切にするララの行動から感じたこと

『ララのまほうのことば』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『たねはいのちのおわりとはじまり』

著:鈴木純
出版社:ブロンズ新社

植物観察家の鈴木純さんが、植物の命のみなもとである「たね」の不思議を紹介する写真絵本です。小さなたねの中には、新しい命が一歩を踏み出すために必要なものがつまっています。

植物の一生を「たね」から見つめることで、命が終わりながら次の命へとつながっていく自然の仕組みを楽しく学べます。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 小さなたねから新しい命が始まることへの驚き
  • 身近な植物を自分で観察した経験
  • 命が次の命へつながっていくことについて感じたこと

『たねはいのちのおわりとはじまり』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


小学校中学年の課題図書

2026年度の小学校中学年の部では、4冊が課題図書に選ばれています。

中学年になると、「楽しかった」「悲しかった」という感想だけではなく、「なぜそう思ったのか」を自分の経験と結びつけて考えてみると、読書感想文を書きやすくなります。

登場人物と自分を比べたり、本を読む前と読んだあとで考えが変わったところを探したりしてみましょう。

『まだまだここから』

作:宇佐美牧子
絵:酒井以
出版社:ポプラ社

水泳が得意な小学4年生の蓮は、特訓生を決める選考で弟の凛に負けてしまいます。得意だと思っていたことで弟に追い越されたことをきっかけに、蓮は自分自身や弟との関係に向き合っていきます。

思い通りにいかない経験からどう立ち直るのか、そして「ここから」もう一度進んでいくことについて考えられる物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 得意なことで負けたり、悔しい思いをしたりした経験
  • 兄弟や友達と比べてしまう気持ちについて
  • 失敗や挫折を「終わり」ではなく次のスタートにすること

『まだまだここから』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『それからぼくはひとりで歩く』

作:アリシア・モリーナ
訳:星野由美
絵:犬吠徒歩
出版社:ほるぷ出版

主人公は、目の見えない11歳の男の子ハイメ。学校のクラスで視覚障害があるのはハイメだけです。ある日、ハイメは初めてひとりでバスに乗って家へ帰ることになります。

ハイメの一日を通して、「見えない」ということだけでなく、自分の力で一歩踏み出す勇気や、周囲の人との関わりについて考えられる物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 初めて一人で何かに挑戦したときの気持ち
  • ハイメの立場から考えた、普段の生活の中にある困りごとや工夫
  • 誰かを助けるときに本当に大切なことは何か

『それからぼくはひとりで歩く』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』

著:谷本雄治
出版社:汐文社

小学生の「ゆうちゃん」こと新宅祐輔くんが農家に弟子入りし、休耕田で米づくりに挑戦する姿を追ったノンフィクションです。完全無農薬・天日干しにこだわりながら、害虫や台風などさまざまな困難を乗り越えて目標に向かいます。

一人の小学生の挑戦が、やがて高齢化が進む地域の人たちの心も動かしていくところも、この本の大きな魅力です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 小学生でも本気で挑戦すれば周りの人を動かせること
  • 普段何気なく食べているお米ができるまでの苦労について
  • 失敗や困難があっても目標に向かって続けることの大切さ

『おいしいお米をつくりたい!』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』

作:A.ボンドー=ストーン、C.ホワイト
絵:L.ケンセス
訳:千葉茂樹
出版社:あすなろ書房

宇宙飛行士は、重力のほとんどない宇宙でどうやってトイレを使っているのでしょうか。この本では、意外と知られていない「宇宙トイレ」の秘密と、宇宙空間でも快適に排泄できるようにするための科学者たちの工夫や挑戦を紹介しています。

身近な「トイレ」を入り口に宇宙開発を知ることができ、「当たり前の生活」を宇宙で実現することの難しさや科学のおもしろさを感じられる一冊です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 地球では当たり前にできることが、宇宙では難しくなることへの驚き
  • 問題を解決するために何度も工夫する科学者たちの姿から感じたこと
  • 自分だったら宇宙でどんな「当たり前」を実現する方法を考えてみたいか

『宇宙でウンチ』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する

小学校高学年の課題図書

2026年度の小学校高学年の部では、4冊が課題図書に選ばれています。

高学年になると、登場人物の気持ちを考えるだけでなく、「自分だったらどうするか」「作品を読む前とあとで考え方がどう変わったか」まで掘り下げると、読書感想文に自分らしさを出しやすくなります。

『ポジション!』

作:高田由紀子
絵:丹地陽子
出版社:岩崎書店

運動が得意ではない芽吹は、背が高いことをきっかけにミニバスケットボールのチームへ誘われます。そこで、車いすバスケットボールに打ち込むルイの姿や、さまざまな思いを持つ仲間たちと出会い、自分なりの「ポジション」を探しながら成長していきます。

スポーツを通して、得意・不得意だけでは決まらない自分の役割や、仲間と支え合うことについて考えられる物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 自分に合った役割や「居場所」を見つけることについて
  • 苦手なことでも挑戦してみた経験
  • 仲間から刺激を受けて自分が変わった経験

『ポジション!』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『リヒト!』

作:イノウエミホコ
出版社:文研出版

理人は、祖母の節さんから残された中身のわからない封筒をきっかけに、祖母が本当に伝えたかったことを探し始めます。そして、苦手に感じていた相手と一緒にドイツへ向かうことになり、予想外の出来事が続く旅の中で、これまで知らなかった人の一面や自分自身の気持ちに気づいていきます。

「きっとこうだ」と決めつけていた考えが、新しい経験や出会いによって変わることを描いた物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 第一印象や思い込みだけで人を判断してしまった経験
  • 知らない場所へ一歩踏み出すことで変わる考え方
  • 家族から受け継いだものや、大切な人が残してくれた言葉について

『リヒト!』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『ミシュカ』

作:エドワルト・ファン・デ・フェンデル、アヌッシュ・エルマン
絵:アネット・スカープ
訳:野坂悦子
出版社:静山社

9歳のロヤとその家族は、アフガニスタンを離れ、難民として長い旅を経験した末に新しい国で暮らし始めます。新しく家族の一員になったウサギのミシュカに語りかけることをきっかけに、ロヤや兄たちが胸の中にしまってきた旅の記憶が少しずつ明らかになっていきます。

難民という大きなテーマを、子どもや家族の日常、そして小さなウサギとの関係を通して描いた物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 安心して暮らせる「家」があることについて
  • 自分とは違う環境で暮らしてきた子どもの気持ちを想像して感じたこと
  • つらい経験を誰かに話すこと、聞いてもらうことの意味

『ミシュカ』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『キミの一歩 アフリカ:ゾウを食べるにはひと口ずつ』

文:味田村太郎
出版社:あかね書房

アフリカのさまざまな国を舞台に、砂漠化による食糧不足や貧困、野生動物の保護などの社会問題と向き合う人々を紹介するエッセイです。折り紙やプログラミング、チェス、環境活動などに取り組む子どもたちの姿を通して、大きな問題に対しても小さな一歩を積み重ねることの大切さを伝えています。

タイトルにある「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉からも、一見難しそうな問題にどう向き合えばよいのか考えられる一冊です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 大きな目標でも小さな一歩から始めることの大切さ
  • アフリカの子どもたちの暮らしを知って、自分の生活と比べて感じたこと
  • 世界の問題に対して、自分にもできることは何か

『キミの一歩 アフリカ』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


中学生の課題図書

2026年度の中学校の部では、3冊が課題図書に選ばれています。

中学生の読書感想文では、作品の内容をまとめるだけでなく、登場人物が抱える問題や社会的なテーマについて「自分はどう考えるのか」まで掘り下げることがポイントです。

自分の家族や友人関係、学校生活、将来、社会についての考えと結びつけることで、自分にしか書けない感想文になります。

『君の火がゆらめいている』

作:落合由佳
出版社:講談社

小学6年生の葉澄は、発達障害のある双子の姉・菜々実の通院や学校への送迎などを日常的に手伝っています。姉や両親に笑っていてほしいと思う一方で、自分の気持ちを後回しにしてしまう葉澄の姿を通して、障害のある人の兄弟姉妹である「きょうだい児」が抱える思いや葛藤を描いています。

家族を大切に思う気持ちと、自分自身の人生や気持ちを大切にすることをどう両立するのか、考えるきっかけになる作品です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 家族のために我慢することと、自分の気持ちを大切にすることについて
  • 「助けて」と言ったり、人に頼ったりすることの難しさ
  • 相手を思いやることと、自分を犠牲にすることの違い

『君の火がゆらめいている』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『チーム・テスならだいじょうぶ』

作:カービー・ラーソン、クイン・ワイアット
訳:杉田七重
出版社:鈴木出版

中学2年生のテスは、転校先で得意なお菓子作りをきっかけに友達を作り、学校生活を楽しめるようになります。焼き菓子作りのコンテストにも挑戦する一方、繰り返し起こる激しい腹痛に悩まされ、自分の体と向き合わなければならなくなります。

友達や家族、医療に携わる人たちとのつながりを通して、一人ですべてを抱え込まず、周囲の力を借りながら生きていくことの大切さを描いた物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 一人で頑張ることと、人に助けてもらうことについて
  • 病気や苦手なことだけで、その人のすべてが決まるわけではないということ
  • 自分を支えてくれた友達や家族について

『チーム・テスならだいじょうぶ』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析』

著:伊藤元雄
絵:さらちよみ
出版社:くもん出版

小惑星探査機「はやぶさ2」が地球へ持ち帰った、小惑星リュウグウの貴重な砂。そのわずかなサンプルを調べるため、さまざまな大学や研究所から専門分野の異なる研究者たちが集まり、チームで分析に挑みます。

研究の結果から生命につながる重要な手がかりが見つかっていく過程を通して、科学のおもしろさだけでなく、一つの発見を生み出すために多くの人が協力することの大切さも知ることができます。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 小さな砂粒から宇宙や生命について考えられることへの驚き
  • 一人ではできないことをチームで成し遂げることについて
  • 答えがわからないことを研究し続ける科学者の姿から感じたこと

『リュウグウの砂に挑む』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


高校生の課題図書

2026年度の高等学校の部では、3冊が課題図書に選ばれています。

高校生の読書感想文では、作品を読んで「どう感じたか」だけで終わらず、作品で描かれているテーマと自分の経験や価値観、社会の問題を結びつけて考えることが大切です。

作品を読む前とあとで、自分の考えがどのように変化したのかまで書けると、より深い読書感想文になります。

『スウィッシュ!』

著:藤ノ木優
出版社:徳間書店

高校女子バスケットボール部の愛奈は、運動が得意ではないながらもキャプテンとしてチームを支えています。しかし、高校最後の大会を前に、絶対的エースで親友の羽瑠が骨折し、全治4か月と診断されます。愛奈はチームと羽瑠のために、疎遠になっていたスポーツドクターの父へ相談することを決意します。

バスケットボールを軸に、友情、怪我との向き合い方、チームの中での役割、そして親子関係の再生など、さまざまなテーマを考えられる青春小説です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 自分が目立たなくても、チームのために果たせる役割について
  • 目標を諦めなければならないかもしれないとき、どう向き合うか
  • 友達や家族との関係をもう一度つくり直すことについて

▶ 『スウィッシュ!』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『ノアハム・ガーデンズの家』

著:ペネロピ・ライヴリー
訳:斎藤倫子
出版社:ゴブリン書房

1970年代初頭のイギリス・オックスフォード。14歳のクレアは、古い家具や本に囲まれた大きな家で、高齢の二人の大おばや下宿人たちと暮らしながら、家事や家計を切り盛りしています。ある日、物置のトランクから、かつて人類学者だった曽祖父がニューギニアから持ち帰った彩色された木の板を見つけたことをきっかけに、不思議な夢を見るようになります。

異なる文化との出会いや、若さと老い、家族、過去から受け継がれるものなど、さまざまなテーマを静かに考えさせてくれる物語です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 自分とは異なる文化を理解するとはどういうことか
  • 年齢の違う人と一緒に暮らすことから得られるもの
  • 過去に残された物や記憶が、現在の自分に与える影響について

▶ 『ノアハム・ガーデンズの家』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する


『平和のうぶごえ 「原爆の子」として生きた80年』

著:早志百合子
出版社:毎日新聞出版

1951年に刊行され、世界で読み継がれてきた被爆した少年少女たちの手記集『原爆の子』。その執筆者の一人である早志百合子さんが、自身の被爆体験と、その後80年近くをどのように生きてきたのかを振り返るノンフィクションです。

原爆が落とされた瞬間だけではなく、その後の人生まで見つめることで、「戦争が終わるとはどういうことなのか」「平和を次の世代へ伝えるとはどういうことなのか」を考えられる一冊です。

読書感想文ではこんなことを書けます

  • 戦争が終わったあとも続いていく被爆者の人生について
  • 戦争を経験していない自分たちが記憶を受け継ぐことの意味
  • 「平和」という言葉を自分の生活やこれからの社会と結びつけて考える

▶ 『平和のうぶごえ:「原爆の子」として生きた80年』のあらすじ・読書感想文の書き方はこちら

📚 この本を購入する

2026年度の課題図書はどれを選ぶ?読書感想文を書きやすい本の選び方

2026年度の課題図書は全部で18冊あります。

どの本を選べばいいか迷ったときは、「短そう」「簡単そう」という理由だけで決めるのではなく、自分が何を書けそうかまで考えて選ぶのがおすすめです。

ここでは、読書感想文を書きやすい本を選ぶときのポイントを3つ紹介します。

自分が興味を持てる本を選ぶ

まず大切なのは、「読んでみたい」と思える本を選ぶことです。

動物、スポーツ、宇宙、家族、友情、社会問題など、2026年度の課題図書にもさまざまなテーマの作品があります。

興味のない本を無理に選ぶよりも、タイトルやあらすじを見て「ちょっと気になる」と思った作品を選んだほうが、読みながら感じることも増えます。

読書感想文では、自分が本を読んで何を感じたかを書くことが大切です。

そのため、まずは自分が興味を持てる一冊を探してみましょう。

自分の経験と結びつけられる本を選ぶ

読書感想文は、本のあらすじをまとめる文章ではありません。

作品を読んで、

「自分にも似た経験があった」

「自分だったらどうするだろう」

「今まで自分はこう考えていた」

といった、自分自身の経験や考えを入れることで、その人らしい感想文になります。

たとえば、

  • スポーツをしている人なら、挑戦やチームワークがテーマの本
  • 兄弟姉妹がいる人なら、家族関係を描いた本
  • 宇宙や科学が好きなら、科学をテーマにした本
  • 社会問題に興味があるなら、平和や環境、世界の問題を扱った本

など、自分の経験や興味と近い作品を選ぶのもおすすめです。

読んだあとに「なぜ?」が残る本を選ぶ

読書感想文を書きやすい本は、読み終わったあとに何か考えたくなる本でもあります。

たとえば、

「なぜ主人公はこの行動をしたのだろう?」

「自分だったらどうしただろう?」

「この問題について、もっと知りたい」

「読む前と考え方が変わった」

と感じられる作品です。

「おもしろかった」「感動した」だけではなく、その理由を考えられる本を選ぶと、感想文の内容を広げやすくなります。


課題図書で読書感想文を書くときのポイント

読む本が決まったら、いきなり原稿用紙に書き始める必要はありません。

まずは、本を読みながら気になったことを簡単にメモしておくのがおすすめです。

たとえば、

  • なぜこの本を選んだのか
  • 一番印象に残った場面
  • 心に残った言葉
  • 登場人物の行動についてどう思ったか
  • 自分にも似た経験があるか
  • 自分だったらどうするか
  • 読む前とあとで考えが変わったこと

などを書き残しておきましょう。

本を読み終わったあとにメモを見返すと、読書感想文の中心となるテーマを見つけやすくなります。

読書感想文の基本的な書き方や構成については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【読書感想文の書き方ガイド】

また、「最初の一文が思いつかない」「最後をどう終わらせればいいかわからない」という場合は、こちらの記事も参考にしてください。

【読書感想文の書き出し例】

【読書感想文の終わり方】

【読書感想文の構成】

【読書感想文のタイトルの付け方】


2026年度の課題図書についてよくある質問

2026年度の課題図書は全部で何冊ですか?

2026年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書は、全部で18冊です。

内訳は、

  • 小学校低学年の部:4冊
  • 小学校中学年の部:4冊
  • 小学校高学年の部:4冊
  • 中学校の部:3冊
  • 高等学校の部:3冊

となっています。

自分の学年に対応した部門の中から、興味のある作品を選んでみましょう。

課題図書は全部読む必要がありますか?

いいえ、課題図書をすべて読む必要はありません。

読書感想文を書く場合は、自分が対象となる部門の課題図書の中から一冊を選んで読むのが基本です。

ただし、学校の夏休みの宿題として本が指定されている場合もあります。

学校から配布されたプリントや先生からの説明がある場合は、そちらも確認してください。

小学生はどの部門の課題図書を選べばいいですか?

小学校の部は、

  • 小学校低学年の部
  • 小学校中学年の部
  • 小学校高学年の部

の3つに分かれています。

基本的には、自分の学年に対応する部門の課題図書から選びます。

学校から特別な指定がある場合は、学校のルールに従いましょう。

課題図書以外の本でも読書感想文を書けますか?

青少年読書感想文全国コンクールには、「課題読書」と「自由読書」があります。

課題読書では指定された課題図書から本を選びますが、自由読書では自分で選んだ本について読書感想文を書くことができます。

ただし、学校の宿題として「課題図書から選ぶ」などの指定がある場合は、学校のルールを確認してください。

一番読書感想文を書きやすい課題図書はどれですか?

「一番書きやすい本」は人によって異なります。

読書感想文では、自分の経験や考えと作品を結びつけることが大切なので、

  • 自分が興味を持てる
  • 自分と似た経験がある
  • 読んでいて気になるテーマがある
  • 登場人物の気持ちについて考えられる

といった作品を選ぶと、感想文を書きやすくなります。

各作品の紹介では「読書感想文ではこんなことを書けます」というポイントも紹介しているので、本選びの参考にしてください。

ページ数が少ない本を選んだほうが書きやすいですか?

必ずしもページ数が少ない本ほど、読書感想文を書きやすいとは限りません。

短い本でも、自分があまり興味を持てなければ感想を書くのが難しいことがあります。

一方で、少し長い本でも、

「この登場人物に共感した」

「自分と同じ経験があった」

「このテーマについて考えたい」

と思える作品なら、感想文の材料をたくさん見つけられることがあります。

本の長さだけでなく、自分が興味を持てるかどうかも大切にしましょう。

課題図書のあらすじだけ読んで感想文を書いてもいいですか?

読書感想文では、実際に本を読んで自分が感じたことや考えたことを書くことが大切です。

あらすじは、本を選ぶときの参考として活用しましょう。

気になる作品が見つかったら、実際に本を読み、

「どこが一番印象に残ったか」

「なぜその場面が気になったのか」

「自分の経験と似ているところはあるか」

などを考えてみてください。

読書感想文ではあらすじをどのくらい書けばいいですか?

あらすじを書きすぎると、読書感想文ではなく「本の紹介」になってしまいます。

あらすじは、自分が感想を書くために必要な部分だけ簡潔に説明するのがおすすめです。

そのうえで、

「私はこの場面を読んで〜と思った」

「自分にも〜という経験がある」

「この本を読む前は〜と考えていた」

など、自分自身の考えを中心に書いていきましょう。

読書感想文がどうしても書けないときはどうすればいいですか?

まずは「感想文を書こう」と考えず、本について思ったことを箇条書きにしてみましょう。

たとえば、

  • おもしろかったところ
  • 驚いたところ
  • 嫌だと思ったところ
  • 好きな登場人物
  • 自分だったら違う行動をするところ
  • 初めて知ったこと

などです。

そこから「なぜそう思ったのか」を考えると、読書感想文のテーマが見つかりやすくなります。

詳しい書き方は、こちらの記事で順番に解説しています。

【読書感想文の書き方ガイド】


まとめ|2026年度の課題図書から自分に合った一冊を見つけよう

2026年度の青少年読書感想文全国コンクールでは、小学校低学年から高校生まで、全部で18冊が課題図書に選ばれています。

本選びで迷ったときは、

  • 自分が興味を持てる本
  • 自分の経験と結びつけられる本
  • 読んだあとに考えたいことが生まれる本

という3つのポイントから選んでみてください。

読書感想文では、「上手な感想を書くこと」よりも、その本を読んで自分が何を感じ、何を考えたのかを書くことが大切です。

同じ本を読んでも、印象に残るところや考えることは人によって違います。

だからこそ、自分自身の経験や考えを作品と結びつけることで、自分にしか書けない読書感想文になります。

このサイトでは、2026年度の課題図書について、作品ごとに詳しい紹介記事を掲載しています。

各作品の記事では、

  • あらすじ
  • 作品のテーマ
  • 読書感想文で書きやすいポイント
  • 感想文の切り口5選
  • 読書感想文の構成例
  • タイトル例
  • 書くときの注意点
  • よくある質問

まで詳しく紹介しています。

読みたい本が決まったら、ぜひ各作品の紹介記事も参考にしてみてください。

また、読書感想文そのものの書き方に迷った場合は、こちらの記事も参考にしてください。

【読書感想文の書き方ガイド】

※本ページにはアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトを含む)が含まれています。
リンクから購入されると、当サイトに紹介料が入ることがあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました